ForeAthlete 235J 鮮やかなカラーと心拍計の使い勝手(速報レポート5)
ForeAthlete235J の速報レポートも今回で一段落です。カラーバリエーションや、心拍センサーの使い勝手、スマホの探索機能などについて見ていきましょう。
カラー選びは悩みどころ
まずはカラーのバリエーションです。
FA235Jには「ブラックレッド」「ブラックオレンジ」「ブラックグリーン」の3色が用意されています。
ご覧のように、どのカラーも色鮮やかで、本当に美しい色合いです。
ForeAthlete235Jの購入を決めた段階で「どの色にしようか?」と激しく悩まれることと思います。
海外版をご覧になったことがある方は既にご存知と思いますが、日本版であるForeAthlete235Jのベルトカラー3種は、日本だけのオリジナルカラーなのです。私個人的には、海外版よりも日本版の方が、渋さは無いけれども色味のセンスは優れていると思います。
上記の写真を見てお分かりの通り、盤面の文字色のテーマカラーを変えられたりと、細かいところで遊べます。どの色も、まぶしい太陽のもとでかざすと、キラキラと輝いて、モチベーションも高まります。ぜひ思いっきり悩んでください。
念のため、肌の色との相性を見ていただくためのご参考に、各カラーを腕に巻いた写真を掲載しておきます。
ちなみに、ForeAthlete235Jには、表と裏のカラーが反転したベルトが標準で2本付属してきますので、気分やシーンに合わせて時々交換して使うと良いでしょう。表が黒のベルトにしておけば、ビジネスでも全然イケます!
心拍センサーの構造と計測データ
次に、腕で計れる光学式の心拍計についての補足情報です。
ForeAthlete235Jの製品ページでも説明していますが、この心拍計は、本体の裏側に直径17mmくらいの円形の出っ張りがあって、ここに内蔵された3個のLEDセンサーで血液の中のヘモグロビンの量を計測することによって、心拍数を割り出すという仕組みです。
写真でご覧のとおり、2mm程の高さがある出っ張りですが、ハッスル社員は最初に見た時に、これだけでちゃんと腕に密着するのかな?と思ったものです。
と言うのも、前モデルであるFA225Jは、本体の裏蓋全体がラバーライトシールと呼ばれるゴムのカバーで被われていて、これが外界からの光の侵入を防ぐという構造になっていたのです。ところがFA235Jではこのゴムのカバーが撤去され、本体の出っ張りだけになったので、外光がLED部分に入り易いのでは?と思ったわけです。
しかしながら、これは見当違いでした。
実際に装着してみると、この出っ張り部分が腕にぴったりと密着し、腕を振り回したり捻ったりしても、センサー部分が浮き上がるということはほとんど起きません。なかなか考え尽くされた構造だと感心しました。
しかもLEDセンサーが従来の2つから3つに増え、精度向上に貢献しています。
では、実際に計測した結果を見てみましょう。PCのブラウザ上でGarmin Connectを開き、アクティビティを選ぶと、以下のようなグラフが現れます。
高度、ペース、心拍数、ピッチの4つデータが計測され、ビジュアルに表現されていますので、その時の状況が手に取るように分かります。
例えば、図の中でピンクの枠線で囲んだ部分は、150mほどある激しい坂道(自転車ではとても登りきれない!)を走っている時のものです。
あたり前のことですが、ペースは落ちているのに、心拍数は急速に上がっています。ピッチ数も急に落ちています。このように、あからさまに体の変化が見えるというのはなかなかに面白いものですね。
練習中のデータを見て、自分の走りが何kmくらいでどのように変化するのか、といったことを時々チェックするのは無駄にはなりません。もちろんフルマラソンに出場した時にも、どのあたりで自分の弱点が出たのかということが可視化されてきますので、その原因を推測し、今後のレース対策を立てるということも可能になってきます。
FA235Jで計測された心拍データについては、胸部型の電極式との比較なども行って、また改めてレポートしたいと思っておりますが、上記のグラフを見る限りでは、まずまず支障のない、十分に使えるレベルだと感じました。
見当たらなくなったスマホを探せる!?
ForeAthlete235Jで新たに追加された機能のひとつに、スマホ探索機能があります。
FA235Jは、スマートフォンに「Garmin Connect Mobile」というアプリをインストールすることで、走行データやライフログの記録を、データ管理サイトである「Garmin Connect」に転送することができます。わざわざPCに繋がなくても、履歴データが自動でアップされるので、非常に便利です。
このスマホとの連携登録をあらかじめ済ませておけば、万が一スマホが見当たらなくなったという場合でも、ForeAthlete235Jの「探索」というモードを使って、スマホから音を鳴らすことが出来るのです。もちろん、マナーモードにしておいてもしっかり鳴ってくれますので、位置の特定に大いに役立ちます。イザという時の助かる機能です。
ForeAthlete235Jではこの他にも、時計のフェイスデザインや心拍グラフの表示画面など、世界中の人がカスタマイズ開発した様々なアプリを、「Connect IQ」という多数のアプリが掲載されたガーミンのサイトから好きなだけ自由にダウンロードして使う機能も搭載されています。
235J用のものも随分揃っているようですので、こちらもぜひお楽しみください。
さて、いかがでしょうか?
とりあえずの速報レポートはこれで終了ですが、ForeAthlete235Jに関する情報は今後も引き続き、この「走って発見」でお伝えしていきたいと思います。
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