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ガーミン ForeAthlete620JもForeAthlete220Jも、本体だけでピッチを測ることができるのです!
さて、「ガーミン ForeAthlete620J/220J 使いたおし読本」から漏れてしまったネタの第4弾です。
前回は、620Jで測定できる3種類のランニングダイナミクス・データについてご紹介しましたが、その中のひとつである「ピッチ」が、実は心拍計が無くても測ることができるということについて触れましょう。しかも、620Jだけでなく、220Jでも測定できるのです。
すでに、620Jや220Jをお持ちで、ガーミンコネクトを利用されている方は、ガーミンコネクト上のデータ画面に表示されるのでご存知だと思いますが、まだお持ちでなく、購入を検討中の皆様のご参考になればと思います。
秘密は本体に内蔵された加速度センサー(Gセンサー)
これは、620J/220Jの本体に内蔵された加速度センサー(Gセンサー)による恩恵のひとつです。
Gセンサーが内蔵されていれば、室内やトンネルなどGPSの電波が受信困難な環境でも、距離やペースが記録されることをご存知の方は多いと思いますが、620J/220Jではそれだけでなく、「ピッチ」が心拍計を装着していなくても「ガーミン本体のみ」で計測されるのです。
ガーミンコネクト上の表示画面 - ケイテンスとは=ピッチ=ステップ数
このグラフはPCやスマートフォンを使ってアクセスできる「ガーミンコネクト」に表示された画面ですが、グラフの縦軸はピッチとなっていますね。タイトルの「ケイデンス」とは歩調とかリズムといった意味で、これがランニングでの1分間におけるステップ数(歩数)=ピッチを表しています。
そして、走った後に上記のようにグラフにできるだけでなく、走行中にもForeAthlete620J/220J 本体でリアルタイムに現在のピッチを見ることもできます。これは、意外と知らない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
具体的な設定方法
本体でピッチを確認する方法ですが、【メニュー】→【設定】→【アクティビティ】→【データページ】で行います。 620Jはページ1、ページ2、ページ3、ページ4の好きなところにピッチ表示を配置します。220Jはページ1、ページ2の中で指定します。
ちなみに、ForeAthlete620Jでは「ピッチ(現在の1分間あたりの総ステップ数)」「ラップピッチ(現ラップの平均ピッチ数)」「平均ピッチ(スタートから現在までの平均ピッチ数)」の3つから、ForeAthlete220Jでは「ピッチ」「ラップピッチ」の2つから選んで画面に表示させることができます。
平均ストライド幅もガーミンコネクトで確認できます
さらに、「ガーミンコネクト」上だけで見ることができる数値として「平均ストライド幅」も本体で自動で測定されます(下記参照)。
練習を重ねていく中で、ストライド幅の変化も参考にしていくと、自分の走りの進化がより一層とらえやすくなるのではないかと思います。
ピッチ/ストライド幅とランニング
ピッチ/ストライド幅とランニングの関係については、いろいろな考察があるようです。ピッチ走法やストライド走法といった言葉はよく耳にしますが、インターネットで調べるといろいろな考え方や分析があるので、ぜひそちらを参考にしていただくと良いと思います。
しかし、注意が必要だと感じていることがあります。
その昔、ストライド幅を広くすればタイムが速くなると思って、カラダができていないにもかかわらず、大きく走ろうとしたことがありました。
その時分には、まだガーミンではストライドやピッチを測ることができなかったのですが、自分なりに、ダイナミックに走ればストライドも大きくなるだろうと、イメージでとらえて走り込んでみたのです。その結果は、怪我という形で帰ってきました。
最近はストライドというのは、特に意識しなくても、レースに向かってひとつひとつ階段をあがるように、ステップを踏みながら練習を重ねていけば、結果的に大きくなっていくものではないかと感じています。私の場合のように、自分の意志でストライドを大きくしようとするのは非常にリスクが高いということを、最後に付け加えさせていただきます。