GPSウオッチ徹底検証!ナイキとガーミン <その1>
外観と装着感

さあ、いよいよNike+ SportWatch GPS(ナイキ)とGarmin ForeAthlete 610(ガーミン)を徹底検証していきます。

第1回目は手始めに外観や装着感などの感想から

まず、ウオッチ本体の大きさから見てみましょう。
ナイキはその細長いデザインから、一見ガーミン610よりも一回り小さいような印象を与えます。ところが、実際に腕に並べて装着してみると、写真のとおり丸と四角の違いはあれど、ほぼ同じくらいの大きさに見えます。
幅で言うとナイキが37mm、ガーミン610が46mmと、ガーミンの方が丸い分だけ幅が9mmほど広め。何でもスリムに見せるナイキのデザインは流石です。

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次に、重さを量ってみました。
ナイキが66g、ガーミン610が75g。その差9gというのは、10円玉2枚分に相当します。
でも、持った感じはそれほど変わらず、ガーミンの方が本体部分にやや重みを感じるという程度の違いというのがハッスル社員の印象です。

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では、本体部分の厚さを比べましょう。
厚さ測定器が無いため正確には測れませんでしたが、定規でおよその厚みを見てみると、ナイキが16mm程度、ガーミン610が14mm程度です。
これは正直、意外な結果でした。ナイキは本体の裏面から側面部分が黄色く塗り分けされているためか、パッと見は薄く見えたのですが、実際にはガーミンの方が若干薄い作りになっています。デザインのマジックですね。

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上記の数字よりも、なにより肝心なのは着け心地です。
私はガーミン610を使い始めて10ヶ月経つのですが、はじめから今まで特に違和感のようなものは感じたことはありません。腕にピタッと固定されるような雰囲気です。それに対して、ナイキは少し浮いたような感覚が個人的にはありました。試しに、当社の女性ハッスル社員に装着してもらったところ、写真のように本体とバンドのつなぎ目部分と腕との間にかなりスペースが出来てしまいます。かと言ってバンドを締めすぎると圧迫感が強く、少し緩めにせざるを得ません。バンドも固い感じがするらしいです。

何故なんだろう?と思って、それぞれのバンドを見比べてみると、ナイキの方のバンドが若干ながら外に向かって広がっているような感じです。

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本体からバンドが出る方向がより外向きなのでしょうか? その構造のせいか、腕が細い人が着けると本体と腕との間にスペースが生まれやすくなるのかもしれません。バンドの穴の間隔の問題も大きいと思いますが、詳細はさらに追求したいところです。
特に腕まわりが細い女性の方などは、購入前に実際に腕に付けてみることをお奨めします。

気になるところを、ひとつ。

ガーミン610は、PCとの接続を同梱のUSBスティックを通じて行いますが、ナイキは、あら何と!USBが本体に埋め込まれています。バンドの先端のカバーをパカッと持ち上げると、そこにUSB端子が!
確かにUSBを失くさないというメリットはあるのでしょうが、雨に濡れたりしても大丈夫なんだろうか?と少々不安になります。腕に着けてバンドを締めたり外したりするたびに、カバーがカパカパ持ち上がってしまうのもあまり嬉しくありません。耐久性という点でもちょっと??の部分です。

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GPSウオッチ徹底検証!ナイキとガーミン <その2>GPS受信速度と設定変更

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